長い光

思考型アイドルオタクの雑記

風男塾ミュージカル『Believe〜遙かなるプロキオン〜』の感想

めちゃくちゃ今更!!!笑 でも自分のために書き残したかったので書いちゃいます!ゴリゴリにネタバレです!
ニコ生もちょうどやりますのでね!宣伝がてら!

 

  • 感想

live2.nicovideo.jp

4月1日22時からです~!是非!

 


あらすじ(公式サイトより引用)

人類を救うため、遙か彼方の惑星“プロキオン”に向かう宇宙船。
宇宙船に乗れるのは、1人だけ。
その宇宙飛行士を決めるために、5人の青年が選ばれた。
彼らは、教官のもとで1ヶ月の選抜試験に臨むことになる。
ライバル同士で火花を散らしながらも、少しずつ打ち解けていく5人。
そして試験が進む中で、それぞれの事情が明かされていく。

宇宙飛行士に選ばれるのは一体誰なのか。
そして選ばれた人間は、プロキオンに飛び立つことができるのか。
彼らが共に過ごした、三ヶ月の物語。

 

いや~~~もう、めちゃめちゃに良かった!!!
いきなり語彙力ゼロ!って感じの感想で申し訳ないんですけど、本当に素晴らしい舞台でした。

地球に巨大隕石がぶつかり、人類滅亡の危機が予測されている世界で、
そのために今どうするべきか?なんのために生きるのか?人間の愛や信じる力、希望を持ち続けることについて深く考えさせられるテーマで、もうこのご時世に偶然にもぴったりの内容で…だからこそ更に胸に強く響きましたね…。

 

 脚本が仮面ライダーなどの特撮作品やあの有名な舞台「メサイア」シリーズを手掛けた毛利亘宏さんということで、とてもとても楽しめました!
風男塾の各メンバーのことや、舞台のモチーフになった風男塾の楽曲をしっかり下調べしてくださったのがキャラクター設定やセリフの端々から伝わってきて、「ファンの求めることをわかってくださってる~~~!!!」って公演中感動しきりでした。また、バディ物や少しブロマンス的に感じられる要素もあったり…。(※個人の感想です)

いやもう、本当にありがとうございますの言葉しかございません…。
また、私は特撮好きということもあって、衣装やヘアメイクが仮面ライダー電王みたいでテンション上がってたり、笑。
私の推しである紅竜真咲くんが演じるリュウスケは、真っすぐで熱血で愛に溢れていて、戦隊物のレッドのような役だったのも凄く嬉しかったですね。(話が進むごとに、それだけのキャラじゃないことを知るのですが…)

 今回ミュージカル初挑戦で、メンバーが舞台オリジナル楽曲を歌っているところを見れたのもとっても新鮮でした。
普段のライブとは違い、静かにメンバーの歌だけに集中して聴けるので、劇場いっぱいにメンバーの歌声が響いてその振動がダイレクトに身体に伝わってくるんですよね。それが心までダイレクトに震わされているような気さえしてきて、聴いてて凄く気持ちが良かったです。

 そうだ、演技についても書きたいことがあった。
元々普段から風男塾さんって、1つの役を演じているようなものなんですよね。(ミッ●ーの中身は人間だ!みたいな話で大変恐縮なのですが…、嫌な人は下記はスルーしてください。)
つまり風男塾の中の人→風男塾の姿→ミュージカルの役
という2段階の演技を重ねているんですよね。それが通常の演技とは異なる点で。これは更に難しくて大変なことなのではと思いました…。いやはや風男塾さんってすごい…。
真咲くんにいたっては、リュウスケ役→メッセンジャー役の段階もあるので、
もうマトリョーシカが何重になってるの?!って感じで…。ハイコンテクストの極みみたいな状態なんですよねw
でも違和感なくスッとキャラクターと世界観に入れたのは、やはりメンバー皆さんの努力の賜物だなと思いました。

最後のミニライブでは、役から離れたいつもの風男塾さんの笑顔に出会えて少しほっとしたりもして。ミニライブのセットリストがうっすら舞台とリンクするような選曲なのも、いい感じに舞台の余韻を壊さない感じで良かったです。特にこのご時世に聴く「同じ時代に生まれた若者たち」は、歌詞がリンクしすぎていてうるっとしました。

テーマ通り、愛に溢れた素敵な舞台でした。メンバーやゲストの彩輝さん、スタッフの皆様が一丸となって良いものを届けようと尽力してくださったことが伝わってきました。
開催に至るまでに色々な問題や葛藤があったかとは思いますが、開催すると決断していただいて本当にありがたかったです。劇場でも、配信でも観劇することが出来てよかったです。ありがとうございました~~!

 

  • 短歌

さて、素敵な舞台を見てイマジネーションが刺激されたのでひっさびさに短歌よみました〜〜!
「アイドル短歌」っていうジャンル?ムーブメント?があるんですよ!
主にジャニーズのファンの人達がやってるんですけど、私それを見るのが凄く好きなんですよね!
ファンの方が思い思いの言葉で推しのことを歌っていて面白いので、気になった方はTwitterやブログで是非検索してみてください。
下手の横好きですが、私も登場人物についての歌を載せて、この記事の結びとします。
(W主演(?)のリュウスケとラブだけ2つづつです。)

 

■あのおばあさんとどこかで会ったっけ 転がる不知火の後を追う/リュウスケ

「お前は今まで助けたおばあさんの数を覚えているのか?!!Byジョ●ョの奇妙な冒険」まさにそんな感じ。(どんな)
知らないおばあさんが落としたデコポンを追いながら、リュウスケはこんなことをふとぼんやり思う日もあったりしたのかな〜って歌です。
リュウスケの、人知を超えたところにあって、恐ろしさすら感じる彼の「愛の強さ・深さ」の片鱗を表現したかった…!(が、これが私の表現力の限界でした…w)
あと、リュウスケが舞台冒頭で、道端で助けたおばあさんについてのエピソードを日替わりアドリブで披露するシーンがあるんですよね。つまりリュウスケは舞台が続く限りずっとおばあさんを助け続けるループ世界が続くわけですよ。
そういうメタ的な目線も入った歌です。


■どこ行くの? そんな笑って 戻れないのね、でも行くの? 終点:希望/リュウスケ

もしあのままリュウスケが死なずにガリレオに乗ってプロキオンに行くとしたらどうなっていたのか…。そして当初のガリレオは片道切符だった可能性もあるよね…それでも人類の希望の為にリュウスケは行くことを選んだだろうな〜〜うわーんしんど!!!!ってなった気持ちを歌にしました。


■たった二字に何を込める? 笑わすな 強さの血潮 色は水色/ラブ

初期ラブの歌。
自分の名前が嫌いで愛なんていらないと思っていた頃。自分の中に流れる温かな血や人間味が弱さに思えて、消してしまいたくて、寒色系の水色の服に身を包んでいたりしたのかなと思いました。
そういうイメージから浮かんだ歌です。

■涙からが生える音がする、「ひと」で在るため 信じろすべて/ラブ

終盤の覚醒したラブ。リュウスケの想いを胸に抱き、悲しみを乗り越えひとりでガリレオに乗り、プロキオンを目指す決意をした時をイメージした歌です。

 

■気づいてた? 銀河は常に夜だから 終わらないを見れることを/アストラ

宇宙空間に朝は来ません。ずっと夜だからこそ、醒めない夢を見続けられる…みたいなイメージを、夢追い人のアストラと重ねてみました。
最初「宇宙は常に〜」にしようと思ったけど、「銀河は常に〜」の方がロマンチックだから事実よりも響きを取りました。そういうところもアストラくんぽいかなと。

 

■散り散りになったを 胸に抱き ねむるこどもの頬を撫でた日/桜火

国を守るという強い決意が彼の中にはずっと静かに燃え続けているんだろうな〜という歌です。国の子供たちを凄く優しい顔で眺めていそう。
散り散りに…というワードは無念の中で散って行った同朋たちと桜の花びらを重ねたイメージです。


■オレならもっと巧くやる、プライドは蝋じゃないから地には墜ちない/チャンドラ

初期チャンドラ。
太陽に近づきたくてより上を目指して飛んだイカロスの神話って、めちゃくちゃチャンドラっぽくないですか??でも彼は一方で冷静だから自分なら落ちないようにこうしようとか凄く考えていそう。
優秀なパイロットだから努力と才能に裏打ちされた高いプライドがあるだろうな。それはハリボテの翼ではない確固たるものだという自信が本人にもあるだろうな〜という歌。


以上です!
それではエモそうでエモくない候補生たちのお写真を置いて本当にお別れです。(推しの顔…ww)

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ではでは!

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